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涼しい脳味噌 (続)

涼しい脳味噌 (続)
養老 孟司

定価: ¥ 1,427
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人気ランキング: 447084位
おすすめ度:
発売日: 1995-01
発売元: 文芸春秋
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古さを感じない
この本は養老先生が1993年前後に書いた時事のエッセイですが、今読んでも古さを感じません。
解剖学者としての経験からの見方だけではなく、沢山読書もなさったようですから、教養も深いんだろうなあと思われる文章です。
書名からすると、もっと医学的なことを想像しますが、あまり医学とは関係ない話です。
4ページくらいで一区切りになっているので読みやすいです。
戦争のこと、外国との関係のこと、自然のこと、いろいろなことが書いてあって、勉強になりました。

p130
「整理整頓」

書店でこの本を立ち読みしたとき、
真っ先にこのページが開いた。

買って帰って読んでしばらくたって、
ふと手にとったら、またこのページにあたった。

「いちばん時間をとるのが、いまのところは自分の研究室の掃除。
 だが、これはいずれ終る。掃除のよさは、まさにそこにある。
 やっていれば、必ず終る。終るのを楽しみに、一心に掃除に励む」

これは別のページ。
養老先生の日常が覗けます。

涼しい脳味噌も暑くなる?
一応「書評」ということになっているが、もちろんそれだけにはとどまっていない。
簡潔な一文がピシッピシッと養老孟司の世界を構築していく。
相手に伝えたいことが明確であるなら、
何も難しい文章をダラダラと書き付ける必要はないのだと、改めて気がつかされる。
ところどころに辛口ではあるが、氏の人間性を垣間見るようなユーモアも織り込まれ、
先が読みたい先が読みたいという気分になる。
ひとつひとつの文章も短いので、もちろん気楽なエセーとして読むこともできるが、
話題の真意はけっして軽いものではないので氏が言っていることを
自分なりに頭で考えて整理してから先へ進むという読み方をすると、
たいへんな労力を必要とされるものであると思う。わたしはまたじっくり読み直すつもりである。
内容は多岐にわたるのでここではとりあげないが、読みながらも読み終えてからも
「普段おまえはものごとを考えて生きているのか?」と思わず自問してしまう一冊である。
どこでどう読んでもいい本です。オススメ。



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