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涼しい脳味噌
養老 孟司
定価: ¥ 1,400
販売価格:
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おすすめ度:

発売日: 1991-10
発売元: 文藝春秋
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要所を衝いている
飽くまで解剖学者としての見地からのエッセイ集。
でもこの方、よほど教養が深いんだろうなあと思わされます。
結構以前に書かれたものですが(1990年前後)、古くはないです。
今読んでも全然行けちゃいます。
脳は体(=自然)を嫌う、この社会は脳化社会、だから…、ってところはいろいろな意味で納得です。
脳化社会からすると、病気になること、老いること、月経・妊娠・出産等は忌み嫌われる物、っていうことですが、それを読んで、病気になること、老いること、女であることは自然なことで全然忌み嫌うものではないんだなと思ったら気が楽になった気がします。
そもそも自然が先にあって、脳化社会という不自然で人工的なものがあとからできたんですから。
今までとは違う価値観を持てたような気がします。
4ページくらいで一区切りになっているので読みやすいです。
少しマニアな
有名な養老先生だが、その著作を手に取るのはこれが初めて。
ほら、何だか流行ものに乗っているようでいやじゃない。
と言うことで、エッセイ集ですから、かなり濃淡、凸凹がある気がします。
ただ、全般的に解剖学的な脳プロパーな記述の部分より、解剖学者としての立場から、ほかの分野、特に文学に向けた発言が非常に面白い。
大変素晴らしい教養人であることがわかるとともに、かなり難しい論理の組立が有り、これではコメンテイターとしてはテレビ受けしなかったはずだと納得がいった。
含蓄のある、いい勉強になったなぁ、という文章が多かった(但し、うーん、これはしんどいと言う部分もありましたがね)。
全般的に、いわゆるエッセイという万人向きなものというより、若干マニアな匂いがしましたね。
涼しくなりたい
養老先生の小さな語りを集めた本。
「丸山真男の『日本の思想』が再刊されている。
以前読んだときも岩波新書だったが、いまも岩波新書である」
「作家の塩野七生さんにも、脳をくださいと申し上げてある。
(中略)東京にたまに来られると、東大に電話がかかる。
その時には、コロッケをご馳走しないといけない。
そうしないと、もう脳はあげない。そう脅される」
「第一次大戦中に、バートランド・ラッセルが反戦運動をした。
そんなことをなぜ知っているかというと、
本人が書いているからである」
こんな感じです。
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