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死の壁 (新潮新書)

死の壁 (新潮新書)
養老 孟司
死の壁 (新潮新書)
定価: ¥ 714
販売価格: ¥ 714
人気ランキング: 31805位
おすすめ度:
発売日: 2004-04-16
発売元: 新潮社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

どの道通る道
死の壁というタイトルからすると少し敬遠される方も居られるかもしれませんが、すごく読みやすいです。さすが養老先生といった感じです。生まれて死んで行くのは避けて通れぬ道。どうせならそのことについて知っておくのも悪くないでしょう。何故なら受け入れるべきものだからです。これが絶対ではないでしょうが、読んでみて下さい。

エリートについて
 養老先生の一番凄いところは今まで当たり前だと思っていたことを「いや、そうじゃないんだよ」と気付かせてくれるところです。この本では8章の「安楽死とエリート」のところがそうでした。この章では「エリートとは責任を負うこと」「汚れ仕事を引き受けること」とあります。エリートというと一流大学を卒業して一流企業に勤めて高い年収を得ている人のことと思っていましたが本来はそうじゃないんですね。余談ですが先日「ガメラ」のDVDを見ていたら養老先生が解剖学者の役(そのまんまじゃないか)で出ていました。お茶目なので余計好きになりました。

子供の頃は死を考える事自体が怖かった
本書は自らの死生観を考える上で、一助となる良書だと思います。

この本は、死の文化や歴史に関して淡々と書かれた物であり、「死は全ての生物にあるありふれたもの」という筆者の思いが伝わってきます。

日本人の死生観に対する見解にはうなずかされることも多く、勉強になりました。

死は特別なものではない。日々どこにでもあるもの。
しかし、死は自らの終わりを示す。その先は誰にもわからない。


この本を読んだあとの読感。
「人は必ず死ぬし、生き物は必ず死ぬ。それは当たり前のことでありふれた事。しかし、死には様々な死があり、その時々に人々は死と向き合ってきた。死を恐れるばかりではつまらない。死をありふれたものとして認識し、冷静に死と向き合っていければ幸せなのではないかと思う。」



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