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タナトス

タナトス
村上 龍
タナトス
定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 618097位
おすすめ度:
発売日: 2001-03
発売元: 集英社
発送可能時期: 通常3?5週間以内に発送

トラウマ
『タナトス』というタイトルに惹かれて読んでみたわけですが、
それと関係しながらもところどころに人が存在するための鋭い忠告が埋め込まれている作品だと思います。
他人がトラウマにひきづられて生きていくことの不可解さというか、
他人である私では入り込めない限界のつらさと
心の中に浸透してくる共感を同時に感じたりしました。
村上龍氏の作品を読むのは、3作目ですがクドイくらい
鮮明な表現力に驚くばかりです。

モヒート
これも、二階堂美穂さんと天野小夜子さんの登場って
感じがしますね。主人公のレイコの壊れっぷりが、
哀愁を誘います。「モヒート」と言うカクテルを
小道具に使う事で、私は凄いリアリティを感じました。
キューバの浜辺でこの本を読んでいて、砂がパラパラと
本の中心に入り込んでしまった様な。
この人は熱帯を描かせたら、右に出る作家はいない!
ラストでフォーチューンテラーに、病状?を知らされた
レイコ。これ、三部作で終わらせないで欲しい。
普通の作家なら、これで終わりだと思う。
でも、村上龍だからこそ、その後のレイコも
書いてみて欲しい。

さっぱり感がいい。例えるならジュースのQooを飲んでいる感じ
エクスタシーとトパーズをくっつけて、ひたすら精錬するとこのような作品が出来上がるのだと思います。そんな作品です。特徴としてはトパーズの、あの読んでむかむかしてくるような感じがなくなったところですかね。
エクスタシーなどと、設定がつながっているから、そちらも読むと余計面白くなると思います。。
希望の国のエクソダスや五分後の世界などとは違う、村上龍のデビュー作品の進化形態をここに見ることができるでしょう。



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