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コインロッカー・ベイビーズ (下)

コインロッカー・ベイビーズ (下)
村上 龍
コインロッカー・ベイビーズ (下)
定価: ¥ 490
販売価格: ¥ 490
人気ランキング: 36407位
おすすめ度:
発売日: 1984-01
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

これを超えることはたぶんできない。
龍さんのその後の作家としての原点です。
これをモチーフにふくらませて何作も書いていますが、
これを超えることはおそらくできない。
これと、『69』を読めば龍さんは修了です。
これを超える一冊をオイラはいつか読みたい。


心臓の音に見えるは青い海。
東京というのは、
暴力的なエネルギーに満ち溢れていて
近代的なイメージの反面、
今にも崩れてしまうんじゃないかという危惧も抱かされる。
きっとそれは、
東京という場所に住んでいる人々の影響も大きいのだろうけど。

村上龍の初期作にして、
とてつもない問題的傑作。
彼が描く東京とそこに住む人々の情景は、
何とも現代的で脆くて尖ってて壊れやすい。


キクとハシの物語を軸に
美少女アネモネやその他大勢を巻き込んで
東京というとてつもない怪物にダチュラの砲弾をぶちこんでやる。

心臓の音が聞こえるかい?
僕らは<コインロッカー・ベイビーズ>だ。


今だからこそ読んで欲しい小説
キクとハシはどちらも能動的な存在で、自分の中の衝動などを満たす
ためには自分で動き、また世界とそれぞれの形で関わっていくのが
最近の小説によくある無気力的な人間像と一線を画しているように
思えます。
ラストはそれまでの緻密さに比べ、比喩的な印象を与えますが、それに
より作品が説得力を失うと言うことはなく、寧ろ強まっているように
思えます。
単行本のほうでは、あとがき(?)として村上龍氏の言葉が収録されて
いるのでそちらを読むと、より楽しめると思います。



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