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蔓延する偽りの希望 (幻冬舎文庫―すべての男は消耗品である。)

蔓延する偽りの希望 (幻冬舎文庫―すべての男は消耗品である。)
村上 龍
蔓延する偽りの希望 (幻冬舎文庫―すべての男は消耗品である。)
定価: ¥ 560
販売価格: ¥ 560
人気ランキング: 36136位
おすすめ度:
発売日: 2005-03
発売元: 幻冬舎
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

タイトル通りです。
終身雇用はもう当たり前ではなくなった……

これは、いままで社会のレールの上に乗ることで安心できていたけれども、何か今は違っている、ヤバいな、と危機感を持つことは今までもありました。

村上龍のエッセイで、その「ヤバさ」が何だったか、さらにハッキリ見えた気がします。

現代人なら読むべき。読みやすいのもよい。
本の内容は、盛んに言われている、現代社会では、高度成長期型人間の生き方が通用しなくなっているというもの。
人間は寂しさを抱えている生き物だというゆるぎない前提があり、その上で、誰かもしくは共同体に身をゆだねることにより、その不安の解消を得ようとしてきた。みんなと同じことをしていたら安心感も得られるからだ。
高度経済成長時代はそれでよかった。というより、誰もあまり疑わなかった。なぜなら、国を豊かにするという共通の目標もあったからだ。しかし、十分に豊かになった現在、多くの若者は気づいている。だから、フリーターが生まれるのだと。そこで、著者は、生き方として、まず自分がどうやって稼いでいくとよいかをまず考えろと言っている。集団に属していて評価される時代は終わりつつあると。国は企業を庇護し、企業は男を庇護し、男は結婚という形で女を庇護する構図が、崩れ始めている今、従来どうりの生き方を目指していても幸せはつかめない。

基本的に私も、著者が経歴を出して語っているように、集団が嫌いなタイプである。日本はみんなが同じで当たり前という社会であると日ごろつくづく感じているから。著者は、極めて当然のことを説いていると思うので読んでみる価値はあると思う。



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