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昭和歌謡大全集 (幻冬舎文庫)

昭和歌謡大全集 (幻冬舎文庫)
村上 龍
昭和歌謡大全集 (幻冬舎文庫)
定価: ¥ 440
販売価格: ¥ 440
人気ランキング: 142953位
おすすめ度:
発売日: 2001-06
発売元: 幻冬舎
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

最高傑作?
語弊があるかもしれないし、反対する人は多いと思うが、
この本は村上龍の傑作の一つと断言して良い。
彼の小説が失敗するときは、大抵、力みかえった大上段の
「説教」と、リサーチされた情報が羅列されただけの退屈な
ものになってしまうが、この小説はそんな要素がまるでなく、
延々と続く黒い笑いの渦と、執拗に続く変質的で独特の
テンポの描写が読者を捉えて離さない。
これを読むと、「アレ?村上龍って実はこんなに文章巧いんだぁ」
と思わされる。いやー、とにかく、破天荒で、信じがたい程、笑える。
ネタバレになるから書かないが、衝撃のラストシーンも最高。
コックサッカーブルースといい、村上龍はアホ小説の方が断然イイ!

読者を引き込む文章
正直なところ、この本によって一応“永遠の作家志望”として小説家を目指している今の僕の進むべき道は決定づけられかな、と思うくらい思い入れの強い本であります。
まあ、この小説は本当に面白おかしい小説なんですが、僕が最初にこの本を手にとったとき、どうしようもない拒否反応に見舞われたのを覚えています。
だって文章が今までに全く触れたことのないタイプのものだったわけですからね。ページ一杯にダーッ、とこう、文字が羅列されていて、もう読む気が最初から起きないような本だったので、もう僕はこのまま捨てちまおうかとすら思いました。
それでも400円で買ったので読み進めていたんです。するとそのわかりづらい文章が何も考えないで書かれているわけではないことが分かりました。まあこの文章は何も考えずに書いていますが。
あの文章には一定のテンポがあって、読んでいるうちに読者はそのテンポに飲み込まれていくんですよね。
いやあ、その感覚たるやなんだか最高です。なんというか、ドM的思考とでもいいますか、とにかくそんな風に、この小説には人を引き込む力があるようです。
そうしてぐいぐいと引き込まれて、勢いに任せて読者は最後まで読んでしまう、と。素晴らしいですよ、まったく。


不快
最悪としかいいようがありません。読み終わった後の不快な気分と言ったらありませんでした。
村上龍の作品は基本的に好き(特にコインロッカーベイビーズ、半島を出よ)なのですが、これは完全に駄作です。
笑いという笑い、微笑すらおきませんでした。センスの悪さに失望しました。
買って損したと思いました。読んだ時間が無駄に思えました。



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