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THE MASK CLUB (幻冬舎文庫)
村上 龍

定価: ¥ 520
販売価格: ¥ 520
人気ランキング: 151332位
おすすめ度:

発売日: 2002-08
発売元: 幻冬舎
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
「わたしは死人だ」という衝撃的な書きだしの本書は、1997年6月に村上自身が手がけたWebサイト「tokyoDECADENCE」の主要コンテンツとして生みだされた。金融・経済をテーマとしたメールマガジン「JMM」の発行、引きこもり青年ウエハラの狂気を描いた『共生虫』のオンデマンド販売など、積極的にネットへと進出していく村上が、バーチャルな世界と小説との融合を試み、かつ「死者の視点」を用いるという文学的な実験も行った意欲作だ。 恋人ミキが所持する「MASK CLUB」と書かれた奇妙なカードに興味を抱いた「わたし」は、彼女が通うマンションに忍び込み、何者かに背中を刺され殺される。自分を殺した犯人を探るべく、ときにヤモリの臓器を透かして、あるいは微小な羽虫の背中の上から、密室の中で仮面をつけSMに興じる7人の女たちを死者となって見つめ続ける「わたし」。眼球から脳の神経細胞をたどり、他者の記憶を探るなど、想像力と生物学の知識とを縦横に駆使した死者の描写は、頭がくらくらするほど刺激的だ。倒錯した世界へと引きずり込まれた読み手は、女たちのトラウマが告白される後半部分をよりリアルに感じ取ることができるに違いない。 SMをモチーフとした村上の作品は、『エクスタシー』『メランコリア』『タナトス』の3部作や、『トパーズ』と『ラブ&ポップ』など、複数の作品を手にとることで初めて理解を深めることのできるケースが少なくない。また、村上は2000年に行われた柄谷行人との対話で、もはやマイノリティー(少数派)とはいえないSMという行為を「克明に記録してもしようがない」とも語っている。そのうえで書かれた本書は、村上文学の新たな展開を予感させている。(中島正敏)
The mask club
面白かったです。
主人公になりきっていたため
クライマックスには心臓が止まりそうになりました。
覗きや盗撮などの犯罪は反対なのですが、
この本の状況では私は確実に覗いてしまうでしょう。
とても好奇心をくすぐられた作品でした。
村上龍
うーん。正直たいくつ。
村上龍らしいねちっこさが好きな人はいいかも。
小さい世界のことだったり、死後の想像の世界だったり、発想は面白いがそれだけに飽きるところもある。
SMに興味がある人にはお勧め。
幼児体験がすさまじい女達がひねくれた性や、異性との関係の持ち方がわからず孤立した感性を、リアルに書いている。
【THE MASK CLUB】
マスククラブを2日で読み終えた、絶句した。 その後、怖い、と俺は思って震えた。 普通、どんな作品でも、それが例えば小説じゃなくて映画でも漫画でもいい、読み終えた後、思い浮かべるのは登場人物のことだろうが俺がマスククラブを読み終えて、怖い、と思ったのは、マスククラブに登場した人物のせいではなかった。 俺は村上龍が怖いと思った。 村上龍を好きになってからこんなことを思うのは始めてだ。俺は偉大な父親に拳を振り上げられた子供のように恐怖を感じた。
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