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MUNDIAL2002 世界標準を越えて―フィジカル・インテンシティIV

MUNDIAL2002 世界標準を越えて―フィジカル・インテンシティIV
村上 龍
MUNDIAL2002 世界標準を越えて―フィジカル・インテンシティIV
定価: ¥ 1,575
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人気ランキング: 270061位
おすすめ度:
発売日: 2002-05-20
発売元: 光文社
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「アンチ精神論」による批評は説得力あり
「フィジカル・インテンシティ」シリーズ4冊目。中田の出場機会がめっきり減ったローマが着実にスクデットに近付き始めた頃から2002年W杯直前までの時期にかけて執筆された文章。小泉首相も感動した貴乃花に対して投げかける著者の「アンチ精神論」による批評は説得力ありますし、トルシエ監督との対談の部分は非常に興味深く読みました。最後に、来るべき2002年のW杯の試合を予想してますが、あんな大番狂わせがあるとは...続編がまた楽しみになってしまいました。

トルシエとの対談が面白い。
MUNDIALというのは「世界」ということで、ブラジルあたりでは、ワールドカップを指す言葉だそうだ。
トルシエとの対談が面白い。サッカーおたくの代表みたいな作家が特権を生かしてトルシエに語らせる。一つか二つは、作家の創造性をが発揮され、唸らせるような洞察力が示されている。
エッセイについては、スポーツ新聞のコメント欄程度のでき。趣味を職業に出来る稀有な作家だが、それだけスポーツあるいは文化面でのライターの層が薄いということ。
ナンバーやニューズウイークの記事と比べると確かに日本人の記者?の文章は落ちる。その隙間を村上龍が埋めている、ともいえる。

肝心なのは。
氏のサッカーに関する本の全ては「サッカーが好きだ」ということが原点になっていること。好きでないものは、どうなったって構わない、好きだからこそ氏はサッカーについて叫び続けるのです。
サッカーを見続けてきた人にとっては言って欲しくない発言をすることで批判の的になることを見据えた上で書いているのだろうと思う。
熱烈なサポーターが読むのなら、こういう見方もあるんだ程度に留めておいてほうがいいかも知れません。
この本が本当の意味で評価されるのは、2006年あるいは2010年の結果を知ってからということではないでしょうか。



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