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KYOKO(キョウコ)
村上 龍

定価: ¥ 1,470
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人気ランキング: 456817位
おすすめ度:

発売日: 1995-11
発売元: 集英社
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小説は、本は、しょせん紙じゃないか
この小説には村上龍の代名詞でもある快楽や戦争や旧社会への非難はどこにも描かれていない。それはあとがきでも書かれていて「必要なかった」からだと。小説としては軽いというかアッサリと読んでいくことができる。人によっては軽薄とも捉えられるが、私は体と頭が軽くなるような爽快感を覚えた。普段本を読まない人や、退屈や葛藤に悩む人にはおススメな本だと思う。
このKYOKOはシャネルが「古い価値観にとらわれない女性像」をファッションで表現したのに対し、村上龍は文章で「自立した女性」を表現していると私は思う。
レビューのタイトルは小説の一文より。個人的には文中にいくつかあるシンプルだが本質をついた表現が結構気に入っている。
巧いけど嫌い
村上龍はいつも過激な題材で読者を魅了していると思っていましたが、それは何かを伝えるためだと思っていました。登場人物の心理を表現するために、人を追及するためにその題材が不可欠だったのだと思っていました。しかし、この本でだいたい彼のやり方がわかったような気がします。自分の経験を、異世界をみせることはうまい人だとおもうけれど、題材選びがおそまつです。まず、本人がいろんなところでいっているように、キューバの美しい、ダンスや音楽がまずあって、それだけじゃ文にならないからエイズや黒人、白人、ホモ、主人公が美麗などの設定をつけくわえていっただけです。ストーリーの巧みさは感じても、それで何ってかんじです。何かあるように見せて何もないような気がするのです。まず、主人公の半年間ダンスを教えてもらったホセへの強い思い。作品のなかにその思いがどれだけ強かったかは感じられますが、あとは読者にまかせています。その思いがどんなものだったのか、共感という意味においては読者にそれを求めても無理です。やはり巧みさだけです。登場人物たちを深く追求せずに、人間の複雑さを見せているといえば聞こえはいいですが、結局作者自身わからないのではないでしょうか。人は人と一緒にいる間に情が移る、といことはよくあらわれてるけど
透明な情熱。
時間がある日にすらりと読めてしまう本です。
キョウコという主人公が子供の頃に ダンスを教わったホセという人に会いに ニューヨークへ行ってついに再会をした。 しかしホセはエイズを患っていた。そんなホセは 故郷に帰りたいと願っている。キョウコは周りの 反対を押し切りホセと二人でホセの故郷へと向かう 旅に出る。希望、勇気がわいてくる一冊です。
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