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KYOKO (集英社文庫)

KYOKO (集英社文庫)
村上 龍
KYOKO (集英社文庫)
定価: ¥ 500
販売価格: ¥ 500
人気ランキング: 31179位
おすすめ度:
発売日: 1998-12
発売元: 集英社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

理想的な人間像だけど、それだけじゃない。
KYOKOは私が思う理想的な人間。
彼女のようなヒトばかりならば
確かに理想的な人間像なんて存在しないのだから、私は私にしかなり得ないと残念ながら再認識した。
そもそもKYOKOのような人は他人を羨むなんてことないだろう。

私は村上龍氏の「限りなく透明に近いブルー」が代表する無気力感漂う作品はどうしても読みきれないが、
このような、真逆の作品を生み出せるといことは、人間を知り尽くしていることの現われなのだと思う。

こういう作品もある
 キョウコはダンスを教えてくれたお礼を言うために、ホセを求めてはるばるアメリカまで渡る。なんとか対面を果たすのだが・・・。

 アクの強い村上龍にしては珍しく映画化された作品。
 それもそのはず、「コインロッカーベイビーズ」や「限りなく透明に近いブルー」に代表される作者の個性があまり出ていない。
 しかし、それはつまらないということではない。
 他の「泣ける」小説に見られるような押し付けがましい感動はなく、素直に登場人物に共感できる。その力量はさすが村上龍というより他にない。
 「村上龍の作品てあんまり・・・」という人にもお勧めできる一品である。

希望
「?だって考えてみたらまだサンキューっていってないのよ。」
なんでキョーコはこんなにもまっすぐなんだろう。
ただありがとうを言う、キョーコの願いはただそれだけだったんだ。
現実は厳しい。つらい。悲しい。
でもキョーコは決して泣かなかった。希望を、捨てなかった。
いつもただまっすぐ前を見て、進むだけ。
その姿は周囲に優しさを与えた。
御伽噺だ。
そんな人なんているわけないじゃないか。
でももし、居るんだったら
というか居るんだ。そう信じたい。
この本は希望と救済の物語だ。
そして私も、キョーコのおかげで救われた一人なのかもしれない。



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